どうも、KOBAです。
僕は塗装するなかで色褪せってかなり苦手な方なんです。
初心者の頃も今も悩みが尽きません。
・色褪せって塗るのがなんか苦手
・色褪せは調色が難しい
・色褪せを攻略するなんかイイ方法ないの?
ってマジで毎回思ってますwww
というわけで、今回は
『色褪せした車の作業ポイント3つ』
について僕なりの経験・視点をふまえて
記事を書いていこうと思います。
現役のペインターもDIYが好きなプライベーターの人も
『色褪せって実は難しいんだよ!』
ってことを知ってもらえたらいーな〜と思います。
内容はこんな感じです。
- 色褪せした車はメタリックが濁る
- 色褪せは赤の原色が強く抜ける
- 色褪せした車を塗るときは基本2色作る
- まとめ
ちょっと余談なんですが
この前もトヨタの 『4T8』 って色が入って来たんですけど
ひどく色褪せした車のフェンダー交換だったんです。
何となく察しがついた人もいると思いますけど
フードと隣接してるから
フードにも色を合わせないといけないですよね…
調色にはそこそこ自信ある方ですけど、
結局トータル4時間使って色合いませんでしたwww
もう完璧僕の敗北です。
最終手段でフードまでボカすハメに…
フードまでボカしたのって、ここ数年記憶にないんで
マジで屈辱以外の感情なかったですね。
自分の
スキルの無さに絶望してました…
と、同時に
まだまだ
伸びしろあるってことで喜ばしい経験でもあったわけです!
色も含めて、仕上がりは良くて
お客さんにも喜んでもらえて結果オーライでしたから
何の問題もなかったわけなんですが、ここは職人のプライド?こだわり?
みたいな部分ですかね?
やっぱり
悔しかったですよ…
まぁ、自己成長にコミットしたらプライドなんて要らないんですけどねwww
完璧どうでもイイ話でしたね、すいません。
それでは内容の方いってみましょう!
色褪せした車はメタリックが濁る
今までの経験で、色褪せすると
『メタリックが濁る』
印象なんですよね。
色が抜けて
メタリックが目立つってことなのかもしれませんけど、
それ以上に
『薄くなる』っていうか
『濁る』って表現の方が僕はしっくりくるんです。
なので、どちらにせよ
当然
元の色より色が『薄く』なってますから、
調色データよりも色原色を抜いて調色開始します。
サンプルの色データ合わせた時に
『え?同じ色??』
って思った時ありますよね?www
僕も例外じゃなく経験者ですwww
『これ、一から色作る感覚じゃね?』
『配合データの意味全くねーよ〜!www』
なんてことは数え切れません。
初心者の頃はマジで途方に暮れて、
何からどう手をつけて色を合わせていったらイイかわからず数分間フリーズしてましたね…
ちなみにメタリックに関しての
【難しく無い理由!】メタリック調色の方法とコツ
って記事も書いてますんで、時間あったら参考程度に読んでみてください。
で、そんな時に僕がまずやるのは
『入ってる色の原色を3割抜く』
って方法です。
と同時に、入ってるメタリックの配合割合も
『やや濁る方向に寄せる』
ってこともやってます。
メタリックの配合割合はサンプルデータ合わせてみて
判断するんで、時と場合によって違うんですが
大体濁る方向で配合します。
一発目の調色でこれやってから次の調色の方向性を見るって感じですね。
『色はもっと薄いのか?濃いのか?』
『メタリックは鮮やかなのか?濁ってるのか?』
『メタリックの立ち具合は合ってるのか?』
こんな感じの
評価基準で判断します。
僕はこの基準に沿って2回目の調色の配合を決定してます。
3回目以降もこの判断基準に沿って調色を詰めていく感じですね。
この詰める作業の回数が
色褪せした色だと
『もう勘弁してください!!』
ってくらいハンパじゃないから
毎回打ちひしがれそうになるんですけどねwww
色褪せは赤の原色が強く抜ける
で、ウチでつかってる
『イサム塗料』の
特性なのかもしれませんけど、
『赤色』
が特に抜ける印象です。
毎回トヨタの例えですけど、
『1G3』ってガンメタリックみたいな色あるんですね。
こんな色
この色って
『青系の原色』と
『赤・紫系の原色』
の配合バランスで色が作られてるんですよ。
で、個体差で
『赤が強かったり』『青が強かったり』
してるんですけど、
色褪せした車体に限っては
必ず『青色が強い』方向に変わってるんです。
普段見慣れてる分やたら
『青っ!!』
って感じるんですよね。
そんな感じで毎回
『青い方向』に色が変化してるんで
色褪せした車を調色する時には
意識的に
『赤系の原色』を多めに抜いて開始してます。
僕は大体他の原色に比べて
『1割〜2割程度』
少なくしてますね。
ぶっちゃけ外す時も良くありますけど、
そのときは『足していく』ことができますから
サンプルで調色した色を『ムダ』にしないんで、
材料費を削るって視点で見ても
オススメなやり方かと。
ただ、おそらく塗料メーカーによって原色の利き方が『強い弱い』って感覚は違うと思います。
なので使ってる塗料メーカーの原色が
どういう特性なのか知っておくのは大事になって来ますよね。
突然ですが
僕は塗料は『友達』だと思ってまして、
変に嫌わず、理解しようと頑張ってます!
友達の気持ちが分かってくれば調色もイイ感じに合わせやすくなりますし
『どうしたらどうなる』っていう微妙な変化もわかって来ます。
ぜひ塗料と『友達』になる感覚オススメですwww
色褪せした車を塗るときは基本2色作る
僕は色褪せした色は基本的に『2色』作るようにしてます。
理由は『上面の色』と『下面の色』が結構違っているからです。
前の項で説明したように
色褪せは基本『色が薄く』なってますから、塗っててボカシずらいんですよね。
上に合わせれば下が塗りづらいし、
下に合わせれば上がボカシにくいし
『どーすりゃいいんだよ!!』
って初心者の頃は悶絶してました。
そんな時に先輩から
『そういうときは2色作るんだよ』
と、教えられてからはよほどのことがない限り
『上の色』と『下の色』
の『2色』作るようにしてます。
僕の場合
その方が
圧倒的にトータルの時間が早いし
仕上がりもイイですね。
以前は
『俺は1色でイイ感じに仕上げて見せるぜ!!』
とか言って、
訳わからないこだわりがありましたけど、
何回か失敗して、その経験から
隣接パネルと色が合ってるかは
塗りあがってみないとわからない
って感じで
時間かかるばっかりでイイことないのに気づいてから
今はちゃんと
『2色』作って対応してますね。
マジでヤバい色褪せした車の場合は
『3色』作ることもありますよ。
まぁ、当然ながら
どっちも調色に『2倍・3倍』の時間つかっちゃうんで
その辺は仕方ないかな〜
って割り切ってます。
でも、塗料と
『友達』になってれば
どっちかに振った調色ができるから意外とサクっと合いますよ!
そんで、僕の塗装の順番ですけど、
で
・上の色褪せした色を色褪せした部分にだけ塗装してボカす
この順番で今の所問題なく仕上がってる感じですね。
変に『1色』で決めようとしないで
割り切って『2色』作る方が早い時もあるんで、
昔の僕みたいに
『色褪せした車難しいわ〜!』
『色褪せなんて嫌いっ!!』
って思ってる人はぜひ2色の塗り分けスキル
身につけてみてください!
めっちゃ楽に塗装できますよ!
まとめ
以上、こんな感じが僕の
『塗装が色褪せしてる車の作業ポイント3つ』でした。
色褪せって本当難しくて
毎回調色に時間取られるイメージです。
実際、塗りたくない人とかもいるんですけど
キレイに仕上がった時とか
調色がうまくいった時は
自分の中で
『ドヤ〜〜』
ってなる時あって僕としては楽しいです。
難しい色であればあるほど
『色合わせたるぜ〜!!』
って燃えてくるんですよねwww
誰もやった時ない色なんか『大好物』です!
『どんな色か?』
『どんな原色使ってるのか?』
それを攻略するのがメチャメチャ好きなんですよね!
話戻すと
あくまで僕の経験からの方法ですし、
全ての人に当てはまるなんてことはないですから、
その辺はご理解ください!
他にも塗装に関する記事
【ちゃんと使ってる⁉︎】 原色色見本のオススメの使い方3選
【 評価ポイント3つ】ハンディ調色ライト サンマッチをレビュー
とか
自己成長して人生楽しくする考え方
【ほぼ勝手に自己成長!】人生が楽しくなる習慣化するメリット3つ
とか記事にしてますんで、
良かったら覗いてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた!