どうも、KOBAです。
今回は
アネスト岩田 kiwami RT
についてです。
・他のスプレーガンとの違いが知りたい
・実際に使ってみた感想は?
・中古ってどうなの?
こんな疑問に答えて行きます。
✔️記事の内容はこんな感じ。
- kiwami RT ってどんなガン?
- 他のガンとの違いを比較
- 僕が使ってみた感想
- 中古品について
記事を書いている僕ですが
業界歴は15年ほど
スプレーガンが大好きです。
好きって言うか、愛してます。
いろんなスプレーガンを使いながら
年間500台以上塗装しているペインターです。
こんな僕が実際にkiwami RTを使ってみた感想をお伝えして行きます。
※写真は旧型ですが、WIDERになってからのRTは性能がさらに良くなっています!
※あくまで個人的な見解ですので、参考程度にお考えください。
kiwami RT ってどんなガン?
アネスト岩田の公式で説明されている項目がこちら⬇︎
高難度塗色に対応した、最新モデルのスプレーガン。
パターン内の膜厚・粒子が均一で、近年増加しているカラークリヤーを利用した塗色や、ガンメタリック・パールベース等に適応し、最適なウェット塗膜を実現します。
アネスト岩田専属テクニカルペインターが監修、ペインター目線をひらすらに追及した至極のスプレーガン。従来機種で、「できなかったことが、できる」・「困難だったことが、容易になる」最新のスペックを誇る機種です。
kiwami RTの “RT”って何?
『レボリューショナリー・テクノロジー』の意味。
”カラークリア対応ガン”ってことなんで、
技術に革命をって感じなんですかね?
自分でハードル上げて大丈夫かな〜?って思ってましたwww
今までのガンに比べて推奨エア圧が低くなった
つまり今までの岩田のガンより
近づけて塗れるようになっています。
エア圧が低いってことは、塗料の余計な飛散を少なくできて
塗着効率のアップ・塗料の節約に繋がりますね。
塗料の粒か均一
RTの売りの一つです。
塗料の粒が均一なので、ムラの軽減・ボカシ塗装がし易いです。
なので、あんまり神経質にならなくてもいい感じに塗装が仕上がります。
塗料分布が均一
塗料の着き方が均一ってことは
ムラの軽減・肌のキレイさ・塗りやすさ
に繋がります。
結構ラフに塗ってもムラが目立ちにくく、
作業が楽になったのを実感してます。
パターンは15センチで240ミリ
推奨ガン距離が15センチは今までと結構違うセッティングですよね。
僕はガン距離が人よりも近いと思うので、
かなり使い易い印象のスプレーガンです。
パターンも240ミリで塗り重ねも少なくて助かります。
より専門的な説明はアネスト岩田の公式YouTubeで解説されています。
興味のある人はぜひ!
kiwammi RT と他のガンとの違いを比較
ザックリとではありますが
僕が実際にいろいろ使ってみての
比較がこちら
参考までにどうぞ!
前提条件として、ノズルの口径は
明治:1.4口径
デビルビス:1.3口径
としています。
明治(FINER II PLUS)との比較
- 微粒化は明治の方がいい
- 粒は明治の方が細かい
- 塗料馴染みはRTの方がいい
- パターンは20センチで300ミリ
- 塗料の出方は好みによる
- ガン距離は同じくらい
ところで、塗料の出方って人によって好みが分かれませんか?
ドバッと一気に出るのが好きな人
フワッとやわらかく出るのが好きな人
好みによって、合うガン・合わないガンってありますよね。
ちなみに僕はフワッと出るのが好きで、明治が最初のスプレーガンです。
パターンは推奨ガン距離が違うためシッカリ比較できませんが、
有効パターン幅はRTかな〜?って感じです。
デビルビス(LUNA MARK-2 i i)との比較
- 微粒化はRTの方がいい
- 粒はRTの方が細かい
- 塗料馴染みは一緒くらい
- パターンは20センチで約280ミリ
- 塗料の出方はデビの方がドバッと出るイメージ
- ガン距離はデビの方が遠い
僕の会社で使ってるガンがデビルビスです。
当然、一番最初に使ったガンもデビルビスなんですが、
LUNAシリーズの軽さにはビックリ。
塗料が入っててもガン自体が軽いんで、
作業しててもあんまり疲かれませんでした。
最近は大型のセンターカップのガンがメイン機になっていて、
基本重いです。
なので、たまに使うと軽すぎてリズムが崩れるくらいですwww
パターンは推奨ガン距離が違うためシッカリ比較できませんが、
有効パターン幅はデビルビスって感じです。
kiwami RTを僕が使ってみた感想
微粒化がちょうどいい
決して微粒化がいいと言うわけではありませんが、
なんと言うか、使ってみて
『ちょうどいい微粒化』
って表現が一番しっくり来きます。
僕的に微粒化が良過ぎるとボカシなどで塗料同士の
”馴染み”が
少し悪いイメージなんですが、
RTは塗料の粒がちょうど良く
最初は
『粒が大きくないか?』
って感じてました。
けど、ボカす時の際が黒くなりにくかったり
ムラになりずらかったり
塗料同士の馴染みが良いからなのか、
結果として
『使い易い』
印象のガンになりました。
パターンが広い
もともと僕は”ガン距離”が近いです。
ですから、
今までのサイドカップのガンだとどうしてもパターンが少し狭く、
塗り重ね回数が多くなって
『面倒』だという感覚でした。
RTは推奨ガン距離15センチでパターンが240ミリで広く
僕の塗り方に合ってるかな〜って予想でした。
実際に塗った感じもそこまで塗り重ねが多くなく、
自分のスタイルに合ってます。
なので、ガン距離が近いペインターの人は相性いいですよ。
フラットな塗膜で塗り易い
実際に測って、数値で見た訳ではないので
なんとも言えない部分ですが、
3T7
エモーショナルレッド
を塗った感覚として
『ムラが少ない』
印象です。
ブースを暗くして調色ライトで確認しても
ムラが少なかったので信憑性はあるかな? と
塗り方もそこまで気を使って塗ってないんで
わりと経験が少ない新人さんでも
キレイに塗れるんじゃないかな〜
と感じます。
中古品について
僕は基本的に中古品を買いません。
なぜなら
”誰が、どんな風に使って、どのくらいメンテナンスしていたか?”
が分からないから。
全くメンテナンスしていない新しめのガンより
使っててもシッカリとメンテナンスされているガンの方が
不具合が少ないです。
加えて、コピー品っていうのも少なからず出回ってますから、
ホログラムステッカーが無いもの
メンテしすぎて剥がれかかってます…
検査合格証が無いものは
購入を控えた方が賢明かと…
中古品に関してはアネスト岩田のWS-400使ってみた感想で
一度解説してますので気になる方は
読んでみてください!
まとめ
Kiwami RTはカラークリヤー専用ガンって謳い文句で
しかも前評判がかなり高かった事もあり、
正直、『ほんとに〜??』
って疑ってたんですよwww
で、使ってみたら
結局ムラも少なく、自分の塗装する感覚とも合っていて
『あ、使い易い!』
って印象に変わりました。
イメージとして、
吐出量が多く
エア圧上げて
一気にドバーっと塗るタイプのガンでは無いです。
なので、そう言うタイプのペインターにはちょっと合わないかもです。
けど、トータルで見たら性能の良いガンなのは確かですから、
試しに一度使ってみても損はありませんよ!
読んでて,もっと詳しいスペックとか説明が気になったあなたはこちらからアネスト岩田 kiwami RT
他にも主要2メーカーのスプレーガンについての記事も書いてますんで、
良かったら見て行ってください!
【比較もあるよ】明治ファイナー2プラスの評価ポイント3つ
【他社と比較あり】デビルビス ルナ2i 評価すべきポイント3選
最後に僕のセッティングを載せときますので、
参考までにどうぞ!
それでは!
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アネスト岩田
kiwami RT 1.3口径
吐出量 3回転〜3回転半
エア圧 1,5
ガン距離 15センチ〜10センチ
パターン全開
使用塗料
イサム塗料 アクロベース
シンナー希釈率 60%〜90%