【現役ペインターが考える】板金塗装の転職するポイントについて

ペイント

どうも、KOBAです。

今回は板金塗装業界の

『転職』について

業界の知り合いと話してて

 

カピバラ
カピバラ

・板金塗装してるけど転職しようかな?
・業界の先行きが不安だな…
・海外の板金塗装ってどうなんだろ?

なんて話題が出たんで僕なりに書いていこうと思います。

内容は

  • 板金塗装の転職ポイント3選
  • 業界の今後を考えてみた
  • 技術は世界トップクラスって話
  • まとめ

こんな感じになってます。

僕自身も
業界に入って14年目ですし、
転職について考えなかったわけじゃありません。

入った当初は全く仕事ができなくて
モノは壊すし
やり直しはするし

『向いてないのかな…』

って悩んだ時もあります。

それでも続けてたら
年間600台塗れるペインターになれましたし、
リーダーもやらせてもらってます。

コツコツ続けてたら必ずスキルは身に付いて
仕事も楽しくなって来ます。

それではいきましょう!

板金塗装の転職ポイント3選

転職するにしても

違う職種にジョブチェンジなのか?
同じ職種で違う会社に転職なのか?

によっても違ってきますので、

自分の市場価値を知るのって大事です。
ミイダス
に登録して
調べてみると転職の時に有利になります。

同じ職種で転職でも
『相場を知る』っていうのは比べる時の基準
になりますから、
まずは転職サイト
求人情報

などで相場感を知ってから
転職活動するのがいいと思いますよ!

自分の適正職種転職先などを無料で教えてくれるんで、
登録してみると今後の為になると思います!

 

体力的な問題

当然ですけど、肉体労働になりますから。
体力的に大変な部分もありますよね。

20代の時は
そこまで気にすることもなかったんですけど、
30代になった今、
結構キツイな…
と感じる時が多くなりましたwww

ウチの会社には50代でも
現役で作業してる人もいるんで、
正直、自分が50代で動けてる自信ないです!

絶対今のパフォーマンスは出せないんで、
そんな時に、
自分のキャリアについて
考える時があります。

なので、
周りでも元から体力に自信ないとか
体動かす仕事がしんどく感じる人
結構転職考えるみたいです。

業界一年目に向けて板金塗装はきつい!?業界一年生に向けてアドバイス
って記事も書いてみたんで良かったらどうぞ。

 

稼げる金額

入る会社にもよると思いますけど。
大きく稼げる職種じゃないですね。
僕の年収で言ったら
『400万〜』ってのが平均的です。
それでも、
もらってる方だって言われた時もあるので
やっぱり会社によって変わる部分が大きいのかな?
と思います。

なので、
仕事自体は好きだけど、
給料に不満がある場合は
『他の会社に転職』も考えてもイイかもしれないですね。

たくさんの業界人に話聞いてると、
どこも人手が足りないみたいで

『誰か仕事できる人いたら紹介して』

なんてよく言われます。

『ウチこない?』

ってヘットハンティングされる時もありますから
ちゃんとしたスキルがあれば、

周り見てみると
今より『年収アップで転職できるチャンス』
転がってんじゃないかな?
と僕個人は思ってるんですよね。

好きかどうか

一番の重要ポイントがこれですね。
ぶっちゃけると体力的にもキツイ時がありますから、
好きじゃなきゃやれないですよ。
お金稼ぎたいなら
違う職業の方が絶対稼げます。
僕がもし、

『稼ぐこと』

第一に考えるなら、
若いうちにもっと稼げる業界に転職考えますね。

業界自体が成長しきってますから、
これから先大きく成長することって難しいと思います。

だけど、
この仕事が好きだし
楽しいと思えるから、
今も仕事頑張ってるわけで。

人生の時間で仕事の時間ってかなりの
割合
占めますから、

『どうせやるなら楽しい仕事がイイな』

と僕は思ってます。

だから
収入面で微妙でも
楽しく続けられる今の仕事を選んでるって感じです。

結論として
『今の仕事が好きかどうか?』
『自分がどの部分を一番に持ってくるのか?』
で職業って変わってきますから、
一度ちゃんと考えてみるのもイイと思いますよ。

ちなみに
僕は車がキレイに直っていく過程を見るのが好きだし、
自分が塗装してキレイに直った車をお客さんが喜んでくれるのが
スゴく嬉しいです。

この仕事は
稼げる金額以上にやりがいある仕事だと思って毎日楽しく作業してます!

 

3つのポイントで業界の今後を考えてみる

楽しく仕事してても
やっぱり自分の業界の今後は気になります。

このままいったら自分の仕事はどうなるんだろう?
将来的に大丈夫かな?

とか

なんとなくでも業界の今後について僕なりの
考えを書いていこうと思います。

自動運転が来てる

どこのメーカーも
『自動運転』とか『自動ブレーキ』とか
自動で人間をサポートする機能の進歩がスゴイですよね!
この業界に入って14年前には想像もできなかった技術です。
『テクノロジーの進化』って本当に早いですね。

で、ウチのこの業界だと
この技術が進めば進むほど
より安全になってお仕事は減ってくるんじゃないかな〜
ってのが僕の予想です。

極論、
全部の車が自動運転になったら事故起きないですもん。
そしたら直して欲しいお客さんが減っちゃうんで、
お仕事自体も少なくなるのは当然ですよね。

でも、
事故が減って安全になるのはイイことだと僕は考えてます。

もし自分の子供が車を運転するようになったら
やっぱり心配ですし、
安全に運転できるならそれに越したことはないです。

仕事の面で入庫が減って不安だって人がいますけど、
僕はメリットの方が大きいと考えてて、
むしろ前向きに捉えてます。

 

需要はまだまだある

そんな中でも車を直して欲しいお客さんの需要って
まだまだあると感じてます。

やっぱりこの仕事自体
がありますし、
ウチでも以前より減った感はありますけど、
それなりにはお仕事入って来ます。

自分でぶつけちゃったお客さんとか
風で物が飛んできたとか
予期せぬことで車傷ついちゃったとか
今でも入って来てますね。

あとは
『小さな傷、凹み』で直すお客さんは以前より
減りましたけど、
走れないような大きな事故は
増えてる印象で
うちに入庫する車の割合も
『デカい修理』が多いです。

全体的にお仕事の量は減って
個人のお店とかはお仕事取るのに辛い状況かもですけど、
やり方次第でまだまだ需要ってあると感じる部分がいっぱいあります。

 

海外の需要が高まって来ている

これは意外でした。

塗料メーカーの人が教えてくれたんですけど、
今、海外の経済成長が進んでる国
板金塗装の需要が高まってるそうです。

『車の普及が進んでるから』ってのが理由なんですかね?

塗料メーカーさんも
その辺にビジネスチャンスを見てるのか、
海外研修とか、技術指導もやってるのかな?

とにかく
ちょいちょい海外行ってるみたいです。

そこでの体験とか聞いたりするんですけど、
日本人の僕からしたら結構びっくりする内容だったりして、
日本と海外の違いとか聞けて楽しいです。

なので、
これから日本だけを見るんじゃなくて
『海外』ってステージも視野に入れるのも
転職する上でアリなんじゃないかなって
僕的には思います。

自分の『スキル一本』で海外で生活するって
カッコよくないですか!?

国内需要が微妙になったら
海外かな?って思って
密かに英語覚えようか考えてますwww

 

技術は世界トップクラスって話

と、まぁここまでちょっと暗いネガティブな考察でしたけど、
ここからは職人さんに自身を持ってもらいたい!って
話です。

僕が実際に聞いたことなんですが、
『日本の職人スゲーじゃん!』
って思ったんで、共有したいと思います!

アメリカの板金屋

ウチで使ってる塗料メーカーさんに聞いた話です。

自分は知らなかったんですが、
塗料メーカーさんって結構海外とか行って
研修?
視察?
とかしてるみたいなんですよね。

現地の工場見たりして、今の海外の板金塗装事情を知るって感じです。

いろいろと工場を回るみたいなんですが、
とある工場での話。

オーナーさんが自分の会社を自信満々に説明してくれて、

『うちの仕事の出来はどうだ!? どこに出しても恥ずかしく無い完璧な仕事だろ?』

って言うんだそうです。

ま、日本人の僕からしたら
自分の仕事を自信満々に
『どうだ、俺の仕事は!?』
なんて言えませんけど、そこは文化の違いですねwww

で、どんだけイイ出来なんだと思って見てみたら
メタリックの『ボカシ目』がバッチリ出て、
隣のパネルとは色が違っていたそうです…

パッと見で分かるくらい明らかだそうで、
現場の職人さんならなんとなくイメージ出来るんじゃないですかね?

あまりにもオーナーさんが自分の自慢をするので、

その人が
『ココのボカシ目はイイんですか?』
『隣のパネルと色が違うのはそのままなんですか?』
って質問したそうです。

こっちの感覚からしたら、そりゃ聞きたくなりますよねwww

そしたらオーナーさんが
『なんの問題もない、何がダメなんだ?』

『日本ではおそらくお客さんから戻って来ます』
メーカーの人が伝えると
『じゃあ、どう直すんだ?』
とオーナーさん

メーカーの人が
実際に直す手順や、やり方を説明すると
(両側にボカシたり、調色のやり方とかです)

『日本人はクレイジーだ』
とオーナーさんが言ってたそうです。

僕たちの仕事感覚で言ったら
当たり前に両側にボカシたり
色を2色作って隣のパネルと目立たないようにすることも
海外の職人さんからしたら
『クレイジー』
なんですねwww

最後にメーカーの人が
『日本人の塗装レベルは世界的に見てもトップクラスのできですよ。』
『日本人が海外に行ったら出来が素晴らしい板金屋って評判になりますよ!ハッハッハ』
って笑いながら話してました。

『海外は技術が先を行ってる』

って思ってた僕にはなかなか衝撃的な話でした。

 

オースロラリアの板金屋

仲良くしてもらってるペインターさんが
海外研修でオーストラリアに行った時に地元の板金屋
に行ったそうなんです。

もちろん工場内を見て回るわけですけど、
作業中の板金の内容が

『ドア半分を溶接』してたそうなんです。

最初言われた時は言ってる意味が
ほんとにわからなくて、

『??どいうことですか??』

って何度も聞き直して、
理解するまでスゴイ時間かかったんですよ。

写真を見せられたらちゃんと分かったんですけど、

凹んでるドアの真ん中から下を横にぶった斬って、

中古のドアの凹んでない下半分を溶接して繋げてたそうです。

書いてる僕もなんでそういう修理なのか説明できませんけど、
実際に作業してたそうです。

『普通にドア交換した方が早いんじゃね??』

って思うところですけど
海外ではそんな不思議な修理もあるってことですね。

塗装でも、

『ドア一枚ブロックで塗って両側と色違う』

なんて日常的みたいで、

明らかに色が違う修理車両でも
向こうでは当たり前だそうです。

現地のペインターに

『色違うのはこのままでいいのか?』

ってやっぱり気になって聞いたみたいなんですよね。

そしたら、
『塗料メーカーが出してる同じ色の配合だから』
って理由でそのままらしいです。

『調色しないの!?』

って本人は衝撃だったって言ってましたけど、
普段この仕事してたらそりゃそうですよね。

調色もせず、色合わせないで塗装とか、

ちょっと何言ってるかわかんないですwww

でも、海外ではスタンダードなんでしょうね。

 

日本人は細かすぎ

以上の話から、
『日本の板金塗装って実はかなりハイレベル』
ってのが
なんとなくでもわかってもらえたでしょうか?

修理箇所を解らなくするのは当たり前
色を合わせるのは当たり前
元の状態に限りなく近づけるのも当たり前

そんな普段から気をつけてることが
海外に言ったらとんでもない技術だったりするんですね。

話を聞いた2人とも口を揃えたように

『日本人の板金塗装のレベルは世界トップクラスだ』

と言ってました。

2人とも技術レベルはかなり高い人たちで、
実際に自分の目で見ての判断ですから
本当なんだろうな〜
って思ってます。

だから、
もし海外で仕事する機会があったら
『あそこの日本人は素晴らしい仕事をする!』
なんて
地元で評判の腕のいいBPショップになるかもしれませんね!

自分の腕に自信があれば
意外と『一獲千金狙えるビジネスチャンス』なんじゃないかな〜って感じますwww

まとめ

最後はなんか
ぶっ飛んだ話になっちゃったり、
まとまりのない感じになってしまいました。
すいません!

とりあえずまとめると

・体力的にキツくなる
・大きく稼げる分野じゃない
・会社によって給料に差がある
・やりがいはメッチャ感じる
・仕事は減ってるけどまだ需要はある
・日本人のレベルは高いから海外で働くのもあり

こんな感じです。

自分は稼ぎたいですけど、
それよりも楽しいと感じる仕事をしたい
って比率が高いです。

なので、この仕事を楽しく続けられてます。

だけど、
自分の求めるステージによって
シッカリ人生のキャリアプランを考えて行きたいですね。

自分が市場価値を知るのに使ったサイトはミイダス

転職の相場感を知るのに使ったサイトが求人情報

です。

それでは!

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