回転寿司は自発力を鍛える場である

自発力

【回転寿司】

あなたはどう捉えているだろうか?

 

ご飯を食べる場所
ちょっと贅沢をできる場所
あるいは家族とのコミュニケーションの場

かもしれない

 

だが、私の定義は

「自発力を鍛える場である」

 

どういうことか?

 

回転寿司のスタイルとは

回っている皿を自分で取って、
もしくは自分で注文して寿司を食すスタイルなのはご存知だと思う。

 

ようは自分で頼んで自分で食べる
ということだ。

 

そう、全て「自分の選択次第」なのである。

 

・自分で何を食べるのか?
・何皿食べるのか?
・どれをどの順番で食べるのか?

 

全て自由だ。

 

ということは、自分で選択し、
自分で決定するのが前提のスタイルということになる。

 

ここで一旦私の自発力の定義だが、

「自分の考え、思考を素直に受け止め、自分は本当はどうしたいのか?
それを理解し、現実世界で自分から表現していく力のこと。」

と言うのが1つの定義になる。

 

いかがだろうか?

 

これはまさに回転寿司のスタイルそのものだと思えないだろうか?

 

回転寿司は、究極を言えば、自分が何もアクションを起こさなければ何も食べることはできない。

大袈裟だと思うだろう。

しかし、それは事実だ。

・自分が何を今食べたいのか?
・何皿食べたいのか?
・どんな順番で食べたいのか?

それを実際に自分の手を動かし、
自分の思考を反映させて
それを現実の行動として表現、実行しなければ
美味しい寿司を食べることは一生できない。

 

これを意識しなくても、
回転寿司においては自然とみんな自発力を上げ、
自分の思考、欲求を現実世界に表現しているのだ。

 

なのに
回転寿司でできるのになぜ他のことでできないのか?

 

それは自分で自分の想いにフタをしているからだ。

 

・自分なんて
・自分はどうせ
・自分ができるわけがない

 

そんなことを考えたことはないだろうか?

 

自分の能力を自分で決め、周りの人と足並みを揃え、
自分だけ違うと思われないように本当の気持ちにフタをして
事なかれ主義で
本当の自分の思いや欲求を見て見ぬふりをしてはいないか?

本当に自分のやりたいことを我慢してはいないか?

 

私はあった。

 

周りと同じであることが一番であり、
自分が浮いた存在にならないように気を使い、
自分本来の自分らしさや感情を押し殺しながら毎日を過ごしていた。

 

そんな私でも回転寿司では自分の感情に素直に行動できていた。

 

自分の好きなものを頼み
自分が食べたいだけ、
他人の目なんか気にせずに楽しい時間を過ごしていた。

 

仮に
回転寿司でそんな「自分にできるわけがない」と、
ネガティブでマイナスな考えになると思うだろうか?

 

・自分には注文なんてできない
・自分にお寿司が来るわけない
・自分なんて寿司を食べられるはずがない

 

そんな考えになるのか?

 

答えは否
誰もならないはずだ。

 

では、
なぜならないのか?

 

それは自分の想いに正直に素直に行動した結果、
必ず自分が望んだ寿司が来ると信じているからだ。

 

他の人が普通に注文し、
当たり前に望んだ寿司が来ているのを目にしているからだ。

 

これはどんな現実世界でも同じだと私は考えている。

 

自分の気持ち、想いに素直になって、
自分ならできる、自分にできないわけがない
他の人ができているなら自分にできないことはない。

そう考えれば、
現実世界で自分の本当の想いを表現することは可能ではないか?

 

・自分は本当はこんなことがしたい。
・自分はこんな未来が欲しい。
・あいつができて自分にできないはずはない!

 

そんな感情を胸に、
自分を表現していくことに少しずつでも慣れていけば
自発的に行動していくことはなんら難しいことではない。

 

本来自分の感情に素直に行動することは誰でも可能なはずだ。

 

回転寿司での子供を見ているとそう感じる。

自分の好きな寿司を自分の手で取って食べている子供の笑顔を見ると
これが本来あるべき姿だと、感じてならない。

 

それがいつの間にか、
大人になるにつれて自分の感情や想いにフタをして、
本当の自分の気持ちすら自分で理解できていない状態になっている。

 

だから、
この「自分の想いをしっかり理解し、それを現実世界で表現していく」

その選択と実行、表現の機会が多い
「回転寿司」は自分の自発力を高めるための良い練習の場所であると捉えている。

 

自分の考えを現実の行動として反映し
その結果、自分が望んだものを得られるという成功体験を積める。

そんな場所だと考えている。

 

だが、
他の飲食店も同じと思うかもしれない。

自分で何を頼むかを決め、自分でオーダーをしないといけないのだから。

その行動なくしては何も食べられない。

 

確かにそうだ。

 

だが、より自分の考えを現実に表現する回数でいったら
回転寿司が圧倒的に多い。

 

他の飲食店では多くても3回ほどなのに対して、
回転寿司では少なくとも5回、多ければ20回を軽く越す。

そんなに意思決定する飲食店があるだろうか?

 

仮にビュッフェやバイキングも同じことが言える。

 

しかし、「手軽さ」という点においては、
回転寿司に軍配が上がる。

 

だから、
私は回転寿司に行くときには自分の想いに嘘をつくことなく、
今自分が本当に求めているもの、
好きなものを自分の気持ちに素直になって注文するようにしている。

 

自分の生活を見渡せば自分を現実世界で自分を表現していく力、
「自発力」を高められる場所、環境、機会は無数に存在している。

 

そこに気がつくか、気がつかないか?
はあなたの普段からの自覚によるところが大きいが、

ぜひ、自分の想いを素直に表現する力を取り戻し、
今の現実を少しでも、自分が望む方向に進めていただきたい。

 

次に回転寿司に行った際にはこの話を思い出しながら、
自発力を磨いて欲しい。

 

こば

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