【現役ペインターが解説】俺流 トヨタ 4x1の調色ポイント3選

ペイント

どうもKOBAです。

今回は『トヨタ 4X1』
の僕なりの調色ポイントについて
書いていこうと思います。

普段塗装している中で、
ペインターさんなら

得意・不得意な色
ってあると思うんですけど、

僕的に苦手な色っていうのがあるんですね。

それが
『淡い色』
なんですよ。

最近多くないですか?
淡いキレイな色。

見た目は好きなんですけどね…

KOBA
KOBA

・メタリックと原色のバランスが難しい
・ボカシ際が目立つ
・ムラになりやすい

こんな感じで以前は苦手意識がありまして、
担当すると

『イイ感じで仕上がるかな…』

って毎回気にしてたんですよ。

でも、今回の
『4X1』
に関しては

・4X1は少し濃く調色する
・メタリックはやや細かく調色する方が4X1は塗りやすい
・ボカすなら4X1は赤系の原色を強くする

こんな感じで
僕なりのポイント
を気にしてから

スゴく塗りやすくなったんですよね。

なので、そのポイントについて
それぞれ解説していこうと思います。

それでは行ってみましょう!

 

4X1は少し濃く調色する

僕が一番のポイントに思ってるのが

『少し濃く調色する』

です。

 

実際に僕の経験なんですけど
4X1みたいな『淡い色』って塗りあがると
少し『色が抜けた』みたいに
ちょっと
『色が薄く』
なるんですよね。

シッカリ調色段階で合わせても


『うわ、マジか…なんで??』

って1人でショックを受けることもちょくちょくあったんです。

 

僕の塗装の腕が悪くて調色の再現性がないのはわかってるんですが、
やっぱり『自分の癖』って
把握しておいた方がいいと思ってて
それがわかってれば
対策のしよう
があるじゃないですか?

『俺はなんか色が薄くなるんだよな〜』

って感じで自分の癖を考えて
調色段階から
『色を濃く』

作るようにしてます。

 

車体によって個体差はありますけど、
だいたい

5%〜10%

の範囲で
色の原色を濃く作る
ようにしてます。
感覚的に

『ちょっと濃いんじゃね??』

って感じる程度の濃さに調整です。

隣のパネルと
『ブロック塗装』
になっちゃう場面でも
この方法で調色した方が

色の違いが分かりづらく感じてます。

 

僕個人の意見かもですが、
色が『薄い』より
『濃い』方が
今までの経験上、
納車前の最終チェックで
指摘されるのが少なかった
ですし

パッと見の
雰囲気も濃い方が合ってる
感じしてます。

 

メタリックはやや細かく調色する方が4X1は塗りやすい

僕は4X1は
『少しメタリックが細かい』
方が塗りやすいと思ってまして


ムラも見えづらい

ボカした時の
『ボカシ際』

荒いメタリックが多い配合より目立ちにくく

楽にボカせてるんですよね。

 

色を合わせるときに
必ず関係してくるのが

『メタリックの種類』

なんですけど

細かいのが多いのか?
荒いのが多いのか?

それだけで塗りあがった色が
別物』になっちゃうことないですか?

僕は結構あるんですよ。

 

でも、大会の勉強してるなかで

細かいのが多い
濁った感じに

荒いのが多い
鮮やかな感じに

この特性が理解できたんですね

 

もともとこの特性を知らなかったんで
ほんとにメタリックの調色覚えるのに時間かかったし

『なんで色が寄ってくれないんだよ…』
『自分センスねーな〜』
『この前と同じような修理なのに全然色ちげーよ…』

って感じで
いつまでも
同じような失敗
繰り返してたんですwww

ポジティブに言えばイイ経験ですけど、
マジで遠回りだし、もっと勉強しとけばよかったと
反省してます。

話戻すと、
『4X1』て基本的に
濁ってる感じの色

あんまり鮮やかな雰囲気じゃないんですよね。

てなったら、
調色するメタリックの割合は
『細かいのが多い』
方が雰囲気が合うのは自然な流れかと僕は思ってます。

 

メタリックがほどほどに合ってれば

あとは色原色入れて調節するだけ

割と
イイ感じに色が寄ってくれます
から、
僕としてはここまでが一番時間をかけるポイントですね。

 

ボカすなら4X1は赤系の原色を強くする

4X1に限らず
赤系の淡い色


赤を少し多く調色
するように僕は調整してるんです。

 

なんでかっていうと
特に
『ボカシ作業』
をする際に
ボカシ際付近の色が
『少し赤が抜けた感じ』
になることが僕は多くて

塗った本人からしたら

KOBA
KOBA

『なんか赤色足りなくね?』

『ボカシ際わかるな〜』

『調色の時はイイ感じだと思ったのに、なんでかな〜?』

っていつも考えてたんですね。

僕の塗り方がそうさせるのか、

ウチで使ってる『イサム塗料』の特性なのか、

なんか『赤原色』の効き具合が他の原色と比べて
少し弱いように感じてるんですよ。

なので、僕的には

『赤を少し多めに入れた方がボカシやすい』

って結論になったんです。

 

実際にこの考えになってから
4X1でつまずくことってほとんどなくなって
ボカシ作業も今までよりも
苦労しないで塗れるようになったんですよね。

この考えは
4X1みたいな
『淡い色』

だけじゃなくて

『赤と青のバランス』

が大事な色でも使ってまして

赤を少し強く調色した方が

なんとなく『塗り上がりで赤が効いてない』

って現象に
悩まされなくなりました。

でも、たまに

『やべ、赤が強すぎた!』

って失敗もまだあるんで、これからも勉強しなきゃですね!

 

まとめ

以上、

・4X1は少し濃く調色する
・メタリックはやや細かく調色する方が4X1は塗りやすい
・ボカすなら4X1は赤系の原色を強くする

が、僕が
4X1
を調色するときに特に
注意してるポイント
でした。

こんな感じの淡い色って
『塗り方』
でも色が変わっちゃうのが難しい部分ですから、

『安定した塗りのスキル』

もかなり重要なポイントですよね。

 

僕はまだまだ
その辺が弱点なので
これからも
スキルアップ
は欠かせません。

でも、上手く塗りが決まった時は

『よし、イイ感じ!』

って結構テンション上がるし、

自分の
今のスキルを確認する
ためにも

ちょうどいい色
だと思ってるんで
結構好きな色です。

僕なりの基本的なメタリック調色の考えはこちらから
【難しく無い理由!】メタリック調色の方法とコツ

今回も何か参考になることがあったら幸いです。

また何か共有したいと思うのがあったら
積極的に記事にしていこうと思ってますので
よろしくお願いします!

それでは!

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