【塗装のソリッドは簡単?】いやいや一番難しいでしょ!その理由を書いてみた

ペイント

どうも、こばです。

 

最近始めたこのブログですけど、
まさかの友達にバレるというwww

 

まあ、同じ業界だし
そんなこともあるだろうなー
なんて想像してましたけど、

意外と早くにバレて結構びっくりしてますwww

 

そんななかで、

「ソリッドカラー」

の話が出てきたんで、
せっかくだから
今回はソリッドについて

・ソリッドカラーは簡単??
・ソリッドのボカシはマジで苦手
・色の上りが違うからかなり厄介

こんな内容で。

 

結論から言うと
「ソリッドは簡単じゃないよねー」
です。

 

それではいってみます。

 

ソリッドカラーは簡単??

 

あなたはソリッドカラーって聞いて
どういう印象ですか?

 

「スリッドのホワイトなんて
新人に塗らせる色だからあんなの簡単だよー」

なのか

「いやいや、突き詰めたらかなり難しいでしょー」

なのか。

 

僕は「めちゃくちゃ難しい」と思ってます。

 

なんでか?

 

ボカシでもブロックでも
自分の塗り方、色の再現性、微妙な調色の加減・・・。

 

どれをとっても苦手ですwww

 

もうね、今日の塗りにソリッド入ってるだけで、

「あー今日ソリッドあるよー
ちゃんと仕上がるかなー・・・」

って不安になるくらい
苦手です。

 

そもそも、うちの工場では
大抵の場合新人くんが初めて塗る色は

「ソリッドのホワイト」

です。

 

だからか、なんかみんな
ソリッドっていうと
「簡単」
みたいなイメージ持っちゃってるんです。

 

でも、僕はソリッド一番難しいから!
と声を大にしていいたいわけです。

 

ウチで作業するホワイトなんて
1液で基本仕上げますから

確かに作業自体は早いかもしれませんけど。

 

クリアがない分塗り感違うし、
垂れたら厄介だし、
ブロックで塗るから
隣のパネルとの色はかなり気にしないとダメだし・・・。

 

僕からしたら
厄介極まりないんですよ。

 

そんなこと考えてるからか、
マインドブロックかかってるのが自分でもわかりますwww

 

あ、ちなみに
マインドブロックてこんな意味です。

 

マインドブロックとは、あなたが「自分で自分に制限(リミッター)をかけてる」状態のことをいいます。 人間は誰でも知らないうちに自分自身に制限をかけています。 行動出来なくなってしまいます。 様々な要因によって知らないうちに作られてしまっているのです。

出典:https://hiro2n.com 

 

ほんとは全部の色をフラットに捉えて、
苦手とかそういうのなくしたいんですけどね。

 

なかなかに難しいです。

 

ちょっと話それたんですけど、
そんな考えから、僕のなかで

「ソリッドカラー」は

難しい部類に入ってます。

 

ソリッドのボカシはマジで苦手

 

それで、ソリッドホワイトの例を出してますが、

「じゃー2コートソリッドはどうなんだよ?」

って声が聞こえてきそうですね。

 

ハッキリ言って
2コートソリッドはもっと苦手ですwww

 

もうね、いろんなことを試しましたよ。

 

ボカシやすくするにはどうすればいいか?
色をシッカリ合わせるには何が必要か?
塗り方はテストピースと合ってるか?
希釈剤の選び方は間違ってないか?適切か?

 

書いていったらキリないくらい
試してみました。

 

でもですね、がんばったんです。

 

がんばったんだけど
僕自身、ソリッドのボカシって上手くないんです・・・。

 

もちろん
お客さんに提供できるくらいの品質はありますよ?

 

でも、自分で納得いかない仕上がりなんですよ。

 

同じペインターなら多分どこでボカしたかくらい
わかるかもです。

 

もうね、それが嫌で嫌で・・・。

 

「ボカした際が微妙になるくらいなら
いっそのことブロックで塗ってやる!」

 

そんな考えに行きつきまして、
いまでは大体の2コートソリッドは
ブロックで塗ってます。

 

「そんなことしたら
調色大変なんじゃねーの?」

 

なんて言われそうですけど、
調色は得意な方で
時間があれば楽しくてずっとやってます。

 

けどまあ、サラリーマンですから、
決められた時間内でやめてますけど・・・

 

あとは、全国大会の予選会に向けて
使ってる塗料の勉強をめちゃくちゃやったのも
大きいですね。

 

いまでは
ほぼ調色で迷うことってなくなったんですよ。

 

その経験から、
「自己成長って大事だなー」
って考えにもつながったんですよね。

 

勉強したら、やった分だけ
いろんなことが楽になりました。

 

それは置いておいて、
僕がどれだけソリッドのボカシが苦手か
わかってもらえたかと思いますがwww

 

下手にボカして仕上がりイマイチになるなら
ブロックで色をシッカリ合わせて
塗った方が
僕としては楽にいい仕上がりになるんじゃないかなー

と、思ってます。

 

色ののぼりが違うからかなり厄介

 

で、ボカシでもブロックでも
どっちにも言えることが

「条件によって色ののぼり方が違う」

ってことです。

 

ちなみに色ののぼりってこんな考え方です。

色ののぼり
 調色した塗料を塗装すると、乾燥するに従って色味が濃くなってくる。例えば、エマルション塗料の調色においては、ぬれ色(乾燥前)と乾き色(乾燥後)とが異なる。この現象を色の「のぼり」という。
 
出典:http://www.yotsubatosouten.com)

 

厚く塗るのか?
薄く塗るのか?

希釈剤の番手は遅いのか?早いのか?

調色時に塗った
テストピースとの塗り方に違いはないか?

 

こんな感じの項目で色の違いが結構出ちゃったりするんですよ。

 

僕のところで使ってる塗料だけなのかな??

とにかく条件によって色の違いが出てしまうんです。

 

だから、
調色するときも
実際に塗るときも
めっちゃ気を使ってます。

 

例えば、調色の時は

 

調色室の気温と塗装ブースの温度の違いから
希釈剤の番手の違いを考えて、
塗り感(ウェットになるのか?ドライになるのか?)
を予想して、テストピース塗るときに
できるだけブースで塗るときの塗り感を再現できるように
考えて塗る・・・。

 

文字打ち込んでるだけでしんどいですわwww

 

まあ、こんな感じでいろいろと
考えながらやってるんです

 

他の色でも基本的に
似たような考えでやってますけど

ソリッドの場合は余計に気を使うってイメージです。

 

こののぼりの違いがある分
ボカシでもブロックでもなんか苦手なんですよねー。

 

僕の後輩くんも
よく色ののぼりに苦戦させられて

「調色のときは良かったんですけどねー
なんか塗りあがったら白くなっちゃいました・・・」

みたいな感じでなかなかうまいこと塗れないみたいです。

 

だから、もし

ソリッドのことなら自分に任せろ!

みたいな人がいたら話聞いてみたいです。

 

まとめ

 

僕の「ソリッドカラーに対する考え方」は
こんなです。

 

「ソリッド=簡単」

 

っていうのは
どうもイマイチしっくりこないんですよねー。

 

ソリッドカラーの苦手意識を取っ払って
もっといい仕上がりに持っていきたいもんですよ。

 

けど、難しいからこそ
この仕事楽しいんですよねwww

 

もっと腕磨きます!

 

てな具合で、今回は
「ソリッドカラー」
についてでした。

 

きっかけをくれた友達にも感謝しつつ、
今日はこの辺で。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

それでは!

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