突然ですが
ポジティブシンキングについてどう思ってます?
「良いことだ」
「成果を出す上で大切なマインドセットだ」
そんなところでしょうか。
確かに
目標に向かって努力するとき
ポジティブに考えるのは大切です。
「自分は成功する人間だ」
「自分には目標を達成する力がある」
そう自分を信じ可能性を信じ
自分の行動に対するモチベーションを高く保つことは非常に重要です。
でも、「目標達成を甘く見る」のは無しなんです。
「欲しいものは簡単に手に入る」
「望む未来は簡単に到達できる」
そう考えると失敗の確率がめちゃくちゃ高くなる
という研究結果があるんですが、
なぜか?
答えは
その考えが自分の心に隙を生み
必要な準備をおこたってしまうからです。
このポジティブ思考
どこかでよく聞きませんか?
そうです。
よくある自己啓発系の発信で目にするあれです。
「前向きに考えていれば人生好転するよ」
「ポジティブこそが最強の思考法」
みたいなやつです。
はいコレ、僕の経験からも間違いです。
「そんな旨い話があってたまるか!」
が個人的な意見。
「望めば手に入る」って引き寄せに取り組んでも目標達成ってかなり厳しい…。
というか邪魔にすらなり得る考えであるというのは知ってていて欲しい事実です。
ただ、
引き寄せが効果的な場面が存在するのも確かです。
それは「目標を達成したくないとき」
『ふざけんな!』
とお叱りが飛んできそうですが、
コレは僕の実体験からもマジでそう思います。
単に考えていただけでは現実は何も変わりません。
前提として
「ポジティブデあること」
は大事なことです。
「自分に自信を持つこと」
「自分の能力を信じること」
「行動に対して楽観的であること」
コレは目標達成に向かうためには必要ですし、
事実、僕も必要に感じてます。
「なんか矛盾してない?」
と感じてるかもしれませんよね。
実はポジティブ思考には『2つ』あります。
「じゃあどんなポジティブならいいの?」
それは
「現実的な楽観主義者」か?
「非現実的な楽観主義者」か?
この2つです。
ここで、大事なことをいうと
「非現実的な楽観主義者」では目標達成「できません。」
自己効力感の研究で有名な
心理学者アルバート・バンデューラさんは
「ある人が成功できるかどうかの、一番信頼できる指標は、
その人が心から成功できると信じているかどうかにかかっている」
という研究結果を発見しました。
ここまで聞くと
「ポジティブなのはいいことじゃないか!」
と思いますよね?
僕もそう思います。
でも、ここからが視点の違うところ。
見落としがちな点それは・・・
「目標達成は可能、自分にはできる。と信じるのは大事なこと。
しかし目標は簡単に達成できる。と考えてはいけない。」
この違いめっちゃ重要です。
わかりますか?
大事なことなので、もう一回言いますね?
目標は達成できると考えるのは大切
でも、目標は「簡単に」達成できると考えてはいけない。
この
『簡単に達成できると考えない』
ここです。
この違いが
「現実的な楽観主義者」か?
「非現実的な楽観主義者」か?
の決定的な違いです。
「目標は達成できるけど、簡単にはいかない」
この考えが「現実的な楽観主義者」です。
前述したアルバートさんの発言も本質的にはコレと同じことを言ってるんですね。
じゃあ、
「現実的な楽観主義者」
ってなんだよ?
と。
それは
「成功を望み、それに相応しい努力をする人」
のことです。
簡単にいうと、
「成功はできるけど、やっぱ簡単にはいかないよね〜
それなりに頑張らないと目標って達成できないよね〜」
って考える人のこと。
ようは
「目標を達成するためには、それなりの困難とか、面倒なことを乗り越えないとダメだよね」
と最初からわかっている人です。
そうすることが『当たり前』と心から思っているからこそ、
努力をする覚悟が決まっています。
成功までの細かいプランを立てて
正しい戦略を組んで
1つ1つ成功するまで取り組みます。
この覚悟があるからこそ、
「自分は成功できる力がある」
と信じ切れるんです。
じゃあ、逆に
「非現実的な楽観主義者」はどうでしょう?
考え方の根本は
成功や目標達成はいつの間にか自然と訪れる、与えられると考えてます。
「ポジティブシンキングに取り組めば、自然と成功できる、勝手に成功がやってくる」
また、
「悪いことは起きない。悪いことだと感じることはその先の成功のためのものだ、幸せのためだ」
と考えます。
これ、あるところに属している人たちによくある傾向です。
「自分は守られている」
「不幸なことはその先の幸せなことにつながっている」
「信じれば必ず救われる」
そんなふうに捉えている人を僕はよく知っています。
話がそれました。
ですから、成功したいのなら
まずは
「目標達成が簡単でないことを理解する」
このことからがスタートです。
ここで非現実的な楽観主義者が目標達成をできない研究結果があります。
心理学者のガブリエル・エッティンゲンさんが行った研究結果です。
ダイエットに成功したい人に
「食べ放題の誘惑に簡単に勝てると思うか?」
という質問をしました。
結果は・・・
「簡単に食べ放題の誘惑に勝てる」と回答した人は
「簡単に誘惑に勝てるわけがない」と回答した人に比べて
13キロも重いままだったそうです。
この結果以外にもたくさんの事例から
「非現実的な楽観主義者」は成功を遠ざけるという結果が出ています。
それと比べて、
「現実的な楽観主義者」は
「成功することは大変なことだ」
というのは初めから理解しています。
だから、
「成功したいのなら最善の努力をするのは当然だ」
と考えています。
だからこそ成功や目標達成を実現できるんですよ。
ここは僕の発信のコンセプトでもある自発力にも深く関係しています。
自発的に行動していると
どうしてもイメージ通りにいかないことはよくあります。
そこで
「やっぱり自分には無理だ・・・」
と諦めて行動しなくなるのは自発力の低い考え方です。
そうじゃなくて、
「自分の理想を実現するためには
多少の障害はもちろんあるよね。」
「そのハードルを超えてこその自己成長だよね。」
この考えが自発力の高い状態です。
自分の目標達成のために
困難をいとわずに行動し続ける姿勢
その結果、自分の目標に到達できるんです。
元から成功するにはそれなりの努力が必要。
そう考えてますから
努力をちゃんとして
問題が起きることも想定内
その問題に対処する方法の一緒に考え、
問題解決に全力で取り組みます。
その結果、
成功したり目標達成を掴み取ることができるんです。
これが事実です。
ではどうやったら
「現実的な楽観主義者になれるのか?」
それには2つ
・「その課題や困難がどの程度のものなのかを検討すること」
です。
成功を臨場感を持ってイメージするだけでなく、
成功までの目標達成までのステップを明確にすることとステップごとの行動目標を見えるようにすること。
この2つを意識しながら1つ1つのステップを踏むことで
気がついたらあなたは
「現実的な楽観主義者」になっているはずです。
ともに成功めぜざして取り組みましょう。
それではまた。