デビルビス DV1をブログで評価 レビューのポイント3つ

スプレーガン

どうも、KOBAです。

今回は

デビルビス DV1
について
発売からだいぶ経ちますけど、
その分ガッツリ使い込んで感じた
僕なりの視点でレビュー記事を書いていきます。

この記事では

 

カピバラ
カピバラ
・デビルビス DV1の評価が気になる
・デビルビス DV1はどんなガン?
・デビルビス DV1のイマイチはポイントは?
・他のガンとの比較が知りたい

こんな疑問に答えて行きます。

✔️記事の内容は

  • デビルビス DV1 の評価ポイント3つ
  • デビルビス DV1 イマイチポイント3つ
  • 主要メーカー2社と比較してみた
  • まとめ

こんな感じです。

この記事を書いている僕ですが、

塗装歴が11年
特にスプレーガン大好きです。
年間の塗装台数が500台以上塗装してまして、
念願だったメーカー主催の全国大会社内選抜選手になれました。

こんな僕が解説していきます。

前提として、

・使ってるエアキャップのタイプ
・ガンの口径
・塗料メーカー
・水性か溶剤か?
・好みの希釈率

によって変わっちゃいますんで、
その辺はご了承ください!

ちなみに僕の条件はこんな感じになってます。

イサム塗料:アクロベース(溶剤)
希釈率: 60%~85%

デビルビス DV1: 1.1口径
エアキャップのタイプ: DV1-B+(中低圧)

※上の使用は”1.1口径” になってますので、ご注意を!

それでは行きましょう!

デビルビス DV1 の評価ポイント3つ

ニューリリースの”DV1”

個人的な評価ポイントは

・カッコいい
・微粒化がちょうどいい
・あっという間に染まる

この3つです。

スプレーガン好きとしては
本国UK開発ってことで、
かなり気になってました。

ただ、1.3口径はデカすぎて好みじゃなかったんで、
メーカーさんにお願いして1.1口径を取ってもらってます。

それぞれ解説していきます。

カッコいい

次世代ガンボディ
新設計フォルムのガン本体はスプレイヤーの手に馴染み、バランスが取れる薄型軽量化、クールでスタイリッシュなデザイン。
快適に塗装ができ、疲労が軽減。
出典:ランズバーグ公式サイトより引用

欲しかった一番の理由。

見た目がカッコよすぎです。

ボディーのデザイン
マットなシルバーに

黒いツマミ

差し色の青

デザイナーさんいい仕事してくれてますね。

スプレーガンって性能とかスペックが
大々的に注目されますけど、

僕としては見た目がかなり重要なんですよね。

所有欲を満たしてくれるっていうか、
使ってるだけでテンション上げてくれますし、

塗装ってメンタルが大事だと考えてるので、
モチベーションを上げてくれるような見た目って
僕としては結構重要だと思ってます。

だって、どうせ使うなら
自分が
『カッコいい』
と思えるモノの方が良くないですか?

日々使う仕事道具だからこそ、
見た目にはこだわりたいです。

ちなみに、当時は国内に”UVクリヤー用の黒カップ”が出回ってなかったんで、
メーカーの方に相談したら取り寄せてくれたのは幸運でした!

微粒化がちょうどいい

革新的な霧化技術
圧縮エアを制御することで最適な安定した粒子径を作り、ベースコートに特化した霧化性能を確立
出典:ランズバーグ公式サイトより引用

僕個人としては、”ボカシやすさ”って
普段使う時に大事だよな〜
って思ってるんで、

その点DV1はすごく使いやすいです。

決してすごく微粒化がイイって訳じゃないと
僕は感じてますけど、
実際に使ってるとちょうどイイ微粒化かなって。

この価格帯のスプレーガンに限っては
ブロック塗装で塗料がキレイに並んで
フラットになってくれるのは当たり前の性能です。

それよりも、
『どれだけストレスなく、楽に塗装できるか?』
が部分が僕的には重要で、
難しい色、例えば軽自動車でよくある
『パステルカラー』
なんか塗る時は
”ボカシ際”
の色変化が少なくて『塗りやすいな〜』
って感じます。

ボカすの苦手な僕には
とても心強い味方になってくれてますよ。

あっという間に染まる

LVMPスプレーガンとは
Low Volume Medium Pressure
低エア量 中エア圧
Low Volume(低エア消費量)Medium Pressure(霧化エア圧が中圧) 必要最小限のエア量と最適のエア圧力で最高の微粒化と最大のスプレーガンの大きさによる選定塗着効率を実現したのがデビルビスが開発したLVMP方式です。
出典:ランズバーグ公式サイトより引用

デビルビス 独自の
『LVMP』(ローボリューム・ミディアムプレッシャー)
の採用で
もともと塗料の”乗り”がイイ
デビルビス ですけど、
DV1になってからさらに良くなった印象です。

濃色なら3回くらいでほぼ染まってますし、
低隠蔽(染まりにくい)の色の場合でも
サイドカップのスプレーガンに比べて
2〜3回くらい少ない塗装回数で染まってくれます。

何より、
簡単に染まるんで、
『時間の短縮』
『ストレス軽減』
2つがメリットに僕は感じてるんですよね。

塗り回数が少ないってことは
当然、塗装時間も少なくなりました。

塗る色によって変わりますけど、

濃色の場合なら
バンパー1本:10分くらい
でベースが終わりますし、

ただのメタリックで
新品のドア交換の場合でも
1枚:15分くらい
で染まってくれます。

まぁ、下色がどんな色か?
で時間は変っちゃうんで、
あくまで”ウチの場合”に限ってになりますけどね。

一応、塗料メーカーがオススメしてる
下色のカラーにはしてます…

デビルビス DV1 イマイチポイント3つ

逆に、使い込んだからこそ
”イマイチな部分”も出てきてます。

それがこの3つ

塗料出過ぎる 推奨ガン距離が150mm~200mm
キャップの使い分けがイマイチ
ちょっと塗料の粒がデカい

まぁ、本当に個人的なこととか、
腕やセッティングでカバーしろよ!

って言われそうですが、
できるだけ楽にキレイ
仕事したいので、
その辺はスイマセン…

それでは解説いきます。

塗料出過ぎる

”デメリット”
ってほどじゃないかもですが、
ちょっと出過ぎに感じる場面もあります。

僕はもともと”ガン距離”が近いです。

DV1と友達になるまでは
いつもの感覚で塗ると塗料が着きすぎて
”ベースが垂れる”
ってことがたまに起こってたんですよ。

”推奨ガン距離が150mm~200mm”

なんで、それに慣れれば問題ないし、
吐出量を変えれば対応できる部分です。

けど、せっかくの
『あっという間に染まる』って
”メリット”を崩したくないんで、
その辺の
僕なりのバランスを探るのが
ちょっと時間かかったかな〜ってイメージです。

あと、塗料の出がイイ=ウェットになりやすい
ってことでもあるんで、
調色する時”ウェットの時の色の変化”
を考えながら調色してます。

『調色時のウェット感』
『実車のウェット感』
を合わせる”ウェットコントロール”
シッカリできてれば問題ないと思うんですけど…

まだまだ腕磨かなきゃですね〜

キャップの使い分けがイマイチ

DV1ってキャップが2種類あって
『DV1-B』(低圧)

『DV1-B +』(中低圧)
です。

モデル DV1-U-000-13-B

モデル DV1-U-000-13-B+

僕は溶剤なんで『B+』使ってます。

キャップの違いだけで『低圧』と『中低圧』
を使い分けれるんですが、
ぶっちゃけ
『低圧が微妙』
でした。

推奨が水性ですから、
ウチの水性で試しましたけど

『微粒化』

『塗料分布』
がちょっと…って印象です。

ザックリ言うと
もっと微粒化して、均一になればイイな〜って
感じですね。

正直、
ガン自体のセッティングが『LVMP』
に調整されてるのに
キャップ変えただけで
ちゃんと『低圧』になんの?
って思ってます。

せめて、
ノズルとニードルくらいは
専用設計にして欲しいかな〜

せっかく
素晴らしいスプレーガンメーカーですから、
専用設計の『HVLP』
を使ってみたいのが
1ファンとしての希望ですね。

ちょっと塗料の粒がデカい

これは本当に個人的な好みかもですが、
あとほんの少しだけ微粒化が効いてくれたら
最高です。

ウェットに塗り込んで行っての仕上がりは
文句なしにキレイに塗れます。

けど、
”ボカシ作業”になると
ボカシていく際あたり
塗料のがちょっと大きいかな〜
って感じる時があるんですよね。

自分の腕や塗料のセッティングで
なんとでもなる部分だとは
思ってますけど、

元が”高性能なスプレーガン”
なんで、
『もっと楽したいな〜』って
ちょっと欲張って
求めすぎちゃうんですよ。

まぁ、道具にばっかり頼っていては
ペインターとして退化しちゃうんで、
道具が良くなる分、
それに着いてく感じで
自分のスキルも上げて行かなきゃ
ダメですけどね。

主要メーカー2社と比較してみた

僕が今まで使ってみた中での
”センターカップ”のスプレーガン
主要2社と比較してみました。

結構使い込んでの感想なんで、
何か参考にしてもらえれば幸いです。

アネスト岩田 WS400 1.3口径

ご存知
”ピニンファリーナ社”(フェラーリのデザインしてる工房です)デザインの『フェラーリガン』
です。
僕的には
『高微粒化』と『フラットなパターン』
が一番の特徴かな〜と

微粒化:WS400 ノズルのスリットのおかげか、高微粒化です。

パターン:DV1
WS400はパターン全開だと『パターンの割れ』が
起きて結局パターン絞らなきゃダメなんで
その辺がマイナスポイントです。

塗料の着きの良さ:DV1 同じガン距離ならやっぱり”ドバッと”出ます。

ガン距離:DV1の方が遠い

ムラの出方:同じくらい出ない
このくらいの価格のガンなんでどちらもムラはかなり出にくいです。

ボカシやすさ:僕的にはDV1
何も考えないでもそこそこ良い感じに
ボカすならDV1の方が作業しやすいかな〜って
感じです。

値段:どっちも高いです。
会社に出入りしてる材料屋さんに頼んだら
『65,000円』
くらいで購入してます。

SATA X5500 RP 1.3口径 “ I “ノズル

こちらも有名
『SATA』
の最新機種です。

X5500になってから
『ノズルパターン』
真っ直ぐな『 I 』

真ん中が太くなってる『 O 』
2種類を選択できるようになりました。

今回は他と同じような『 I 』
で比較です。

一つ前の『5000 B』も素敵なガンですけど、
僕はX5500の方が微粒化の点で好みです。

微粒化:SATA
若干SATAの方がイイと思います。

パターン:SATA
使えるパターン幅は
SATAが多分一番開きます

塗料の着きの良さ:DV1
SATAも『ドバッと』出ますけど
DV1が一番出ます。

ガン距離:同じくらいか若干SATAが近い感じです。

ムラの出方:同じくらい出ない
高いガンですから、高性能なのは変わりません。
気を抜いてもイイ仕上がりになってくれます。

ボカシやすさ:これも同じくらいですね。
ボカシが苦手な僕にとっては
ありがたい限りです。

値段:圧倒的にSATA
メッチャ高いです。
軽く100,000円超えます。
X5500になってから
さらに値段上がりました。
その分、各パーツの作り
シッカリしてる印象ではありますが…。

まとめ

とりあえず思いつく限りで
『デビルビス DV1』
について僕が使った感想をまとめてみました。
結論として、『クセがなくて使いやすいガン』
ってのが印象です。

センターカップのスプレーガンを
使ったことがなくてもすぐに慣れると思います。

特に普段からデビルビス 使ってるユーザーさんなら
あまり違和感なく使えますよ。

何より、『塗料の着き』
がイイので
僕は圧倒的に
『塗装時間』が短くなりました。

本当楽に塗装できるんで、
お金が許すならオススメのスプレーガンです。

値段とか製品情報が気になったあなたは
こちらからどうぞ!

中古っていう選択もあるかと思いますけど、
正直言って、オススメはしてません。
その辺の僕なりの考えは
こちらの記事

【実践済み!】アネスト岩田 WS-400の特徴と使ってみた感想

に書きましたんで、
読んでもらえると嬉しいです。

何かコメントあれば気軽に送ってください!

参考までに
僕のセッティング載せときます。

それでは!

デビルビス DV1

吐出量:全閉から2.5回転〜3回転

パターン:全開

エア圧:1.5〜1.8
ドロップ塗装する時は1.2〜1.0

ガン距離:15センチ
ボカシ塗装時:20センチ

塗料:イサム塗料 アクロベース(溶剤)
ベースコート希釈率: 60%〜85%

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